・Ea$y Money, Chilla Jones & DJ Manipulator『Ea$y & Chill』
・Oddisee『To What End』
・Shane Sounds『Apostolos』
・Skyzoo & The Other Guys『The Mind Of Saint』
・Bobby J From Rockaway & Nef『Radio Days』
・まとめ:2023年1月にリリースされたBoom Bap Hiphopアルバムは良盤揃い。
「新譜のBoom Bap Hiphopを知りたい!」と思っても、現代では情報量が多くて何を聴いたらいいのかわからなくなりますよね。
そこで、現役のDJである僕がオススメする新譜Boom Bap Hiphopアルバムを5枚選びました。
この記事を読むことで、【2023年1月にリリースされたオススメの新譜Boom Bap Hiphopアルバム5枚】を知ることができます。
それぞれ紹介していきますね!
Ea$y Money & Chilla Jones 『Ea$y & Chill』
Termanologyのクルー・ST.Da SquadのメンバーでもあるEa$y Money、バトルラッパーとして数々の功績を誇るChilla Jonesのコラボアルバムです。
サンプリングを主体にしたビートや曲中のスクラッチは、DJ Manipulatorが全面的に手がけています。
客演には、ST.Da SquadからTermanologyをはじめDJ Deadeye、クルー外からはCortezやFabeyonが参加。
Ea$y Money自身が「派手さはないが、ハードコアで古き良き時代の言葉遊びみたいなもんさ」と語るリードシングル「It Ain`t A Game」のMVはこちら。
Bandcampでは少量限定でCDも販売しています。
フィジカル派の方は是非チェックしてみてください。
Oddisee『To What End』
Oddiseeは、ブルックリンを拠点に活動しているラッパー/プロデューサーです。
スタジオアルバムとしては、2017年にリリースされた「The Iceberg」以来になります。
Oddiseeは、自身のSNSで「このアルバムを完成させるのが、どれほど大変だったか言葉にするのは難しい」と語っているので、リリースに至るまで様々な葛藤や苦悩があったんでしょうね。。
アルバムは、ピアノのみのトラックでOddiseeが話し言葉のようなフローで語る「The Start of Something」から物語がスタート。
客演にはFreewayやLittle BrotherのPhonte、C.S. Armstrong、Oliver St.Louis、BIlalなどの面々が参加し、バラエティ豊かなサウンドを聴かせてくれます。
とりわけOddiseeの多才さが表れているのはBilalを迎えた「Work To Do」ですね。
オフビートと生楽器が際立つ1曲に仕上がっています。
Shane Sounds『Apostolos』
Shane Soundsは、カリフォルニアのベイエリア出身のプロデューサー/DJです。
アルバムのタイトル『Apostolos』は、20世紀の初めにギリシャからアメリカに移住したShane Soundsの曽祖父であるApostolos Christakisに由来しています。
アルバムの内容は、90年代のHiphopに忠実なサンプリングサウンドを主体とし、Planet AsiaやMasta Ace、A.G.(D.I.T.C)、 Eddie Kane、King Spillsなどベテランから新進気鋭のラッパーが参加。
まだまだ知名度は低いようですが、これからの活躍に期待したいアーティストの1人です。
Damu The Fudgemonk辺りが好きな人には刺さるんじゃないかと。
Bandcampではレコードもリリースされているので、是非チェックしてみてください。
客演にCamp LoのGeechi Suedeを迎え、疾走感あるトラックが印象的な「Pearl Handle」のMVはこちら。
チープな作りがくすぐりますねー。
Skyzoo & The Other Guys『The Mind Of Saint』
ニューヨークはブルックリンを拠点に活動するベテランラッパー・Skyzooによる11枚目のスタジオアルバムです。
本作は、Skyzooが架空の人物に扮し、1980年代初頭のロサンゼルスにおけるクラックコカイン流行の初期段階を描いた大ヒットFX番組「Snowfall」の主役であるFranklin Saintの内面を掘り下げる作品になっています。
ジャズやソウル、ファンクの匂いが香ばしいサウンドは、The Other Guysが全面的にプロデュース。
客演は一切ありませんが、アルバムを通してドキュメンタリーを見ているような感覚になるのは、Skyzooのラップスキルが高い表れでしょう。
「Snowfall」を知っていても、知らなくても楽しめる1つの作品に仕上がっているのは、さすがと言わざるを得ません。
Bobby J From Rockaway & Nef『Radio Days』
クイーンズランド州ロッカウェイビーチ出身のBobby J From Rockawayと、ブルックリン出身でニューイングランドを代表するプロデューサーのNefによるコラボアルバム。
1月のイチオシアルバムです。
アルバムのタイトルは、Bobbyの故郷であるロッカウェイ・ビーチで撮影されたウディ・アレン監督の名作映画「Radio Days」に由来します。
客演には、Wais P(元Da Ranjahz/Roc-A-Fella records)、FT(Street Smartz)をはじめデトロイトのベテラン・Hush、クイーンズのニューカマー・Michael Fiyaが参加。
サンプリングを主体にしたNefの端正なビートに、Bobby J From Rockawayのタイトなラップが相まったサウンドは、オールドスクールとニュースクールが同居するハイブリッドなBoom Bap Hiphopと言えるでしょう。
まとめ:2023年1月にリリースされたBoom Bap Hiphopアルバムは良盤多めです。
正直、1月から良質な新譜が多くて選ぶのがめちゃくちゃ大変でした・・まぁ、嬉しい悲鳴ですね。笑
そんな中でも、自信を持ってオススメできる5枚を選びました。
音楽の楽しみ方は自由なので、フィジカルで購入するのも良し、ダウンロードするのも良しです。
2023年も良質な音楽に出会えるのを期待して、楽しんでいきましょう♪
ではまた!