・Zac Ivieのプロフィール
・All Together Nowの内容
・まとめ
今回紹介するのは、ユタ州ソルトレイクシティを拠点に活動するラッパー・Zac Ivieが2/4にリリースしたEP「All Together Now」です。
Zac Ivieのプロフィール
Zac Ivieは、ユタ州ソルトレイクを拠点に活動するラッパーです。
実は格闘家の顔も持っていて、キックボクシングジムでのインストラクターを生業としています。
これまでに2枚のアルバムをリリースし、Zion IやMr.Lif、Akrobatikと共に彼らのツアーである「Perceptionists」にも参加しました。
All Together Nowの内容
2/4にリリースされた「All Together Now」は、8曲入りのEPです。
Seth Steeloが全面的にプロデュースしたクラシックなBoom Bapトラックに、Zacのタイトなライミングや浮遊したような歌い回しが映えます。
客演として参加しているのは、Zacがパンデミック前のツアーでステージを共にする機会があったというベテラン・Masta Aceのみ。
近年のヒップホップのアルバムやEPは、多数の客演を迎えていることも多いですが、とても潔い構成に好感が持てます。
オススメは、やはりMasta Aceが参加している「Take Time」ですね。
この曲では、ヒップホップゲームの試練について語られています。
嫌われ者や偽物が蔓延していてもブレずに気にかけないことを語り、志半ばで倒れていった仲間たちについても回想しています。
長年シーンで活躍するMasta Aceが扱うトピックとしても最適ですよね。
「Summer Rain」では、Black Moon「Who Got Da Props」と同ネタのRonnie Laws「Tidal Wave」をサンプリングした煙たいビートに、Zac Ivieが歌うようにラップしています。
Ronnie Laws「Tidal Wave」
曲中では、Nas「Life’s Bitch」の「Life’s Bitch and then you die, that’s why we get high」をなぞった一節も飛び出していて、Zacの音楽的なバックボーンも垣間見えるでしょう。
まとめ
今回は、ユタ州ソルトレイクを拠点に活動するラッパー・Zac Ivieが2/4にリリースしたEP「All Together Now」について紹介しました。
まだまだ知名度は低いですが、これからもコンスタントに作品をリリースして欲しいアーティストですね♪
2月も良質な作品が粒揃いですので、僕もコンスタントに紹介していきます。
ではまた!
References
Cite from Thumbnail Image